先月娘が病気を発症してから1年が経ちました。
去年の夏に発症したこともあり、丸1年が経った今、去年の今頃の出来事をふと思い出すことが多くなってきてます。
娘の入院直後だったこともあり、去年行けなかった息子の夏祭りに今年は行けました。
夏祭りの日、「去年は行けなかったな」と去年の出来事を思い出しました。
今後も夏になるとあの頃の悲しい思い出がフラッシュバックする気がしますが、日を追うごとに悲しい記憶も薄れていくんでしょうね。
忘れたいけど、忘れたくない、複雑な心境です。
何不自由なく幸せに暮らせていた日々を一瞬で奪い去った悲しい記憶はできることなら忘れたいです。でも娘はまだ病気と戦っている途中ですし、その悲しみや苦しみは今も残っています。それにあの頃の悲しい記憶を思い出すと、今娘と一緒に生活できる幸せを感じられたり、もう2度と娘に辛い思いを味合わせたくない気持ちを思い出すことができるので、忘れたくない気持ちもあります。
去年の今頃に書いたブログを見てみると、去年の今頃は、
検査の為に転院した病院から最初の病院に戻ってきたあたりのようです。
娘は去年の今頃の時点でもほとんど意識が戻っていなかったので、今考えるとよくココまで回復してくれたなと思います。
現状まで回復するのには、僕たち夫婦だけではココまでの回復はありませんでした。
妻のご両親や訪問看護の理学療法士さん、担当医の先生、リハビリセンターの先生など、周りの人のサポートのおかげで今があります。
本当に現状まで回復できているのは奇跡だと思います。
これからは幸せを増やすだけ
僕にとって今までの人生で一番悲しかった日は、娘が救命救急センターから小児病棟に移って、担当医の先生から娘の病状や、今後のリスクについての話を聞かされた日でした。
今まで何不自由なく生活していた娘が、病気をきっかけに口からごはんを食べれなくなる、歩けなくなるかもという話を聞いた時、今まで生きてきて1番の絶望感を味わいました。
これからいろんなことができるようになる、いろんな所に連れて行ってあげたいと思っていた矢先だったこともあり、本当に何も手につかなくなりました。
娘の将来を考えた時、悲しい思いをたくさん味合わせることになると思ったので、先のことを考えたら絶望感しかなかったので将来のこともなにも考えられなくなりました。
あの日から1年が経ち、娘ができることはどんどん増えています。
そして、担当医の先生から告げられた「今後できない可能性のあること」も少しずつできるようになっています。
今思うと、去年の今頃が人生のどん底だったと思います。
なので後はどう転んでも上がるしかないと思います。
日々幸せも増えているし、これからもどんどん増やしていって、娘が病気になる前以上の幸せを増やしていきたいと思います。