また心から笑える日が来るまで

難治頻回部分発作重積型急性脳炎に発症した娘(当時1歳半)と僕たち家族の闘病ブログです。

ボツリヌス療法(ボトックス注射)を検討

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前に少し書いたのですが、先日行ったリハビリセンターでOTの先生からボツリヌス療法(ボトックス注射)を提案されました。

 

ボツリヌス療法(ボトックス注射)について

ボツリヌス療法(ボトックス注射)というのは下記のような治療法です。

www.higashi-totsuka.com

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンと呼ばれるたんぱく質を有効成分とする薬を筋肉内に注射し、痙縮の改善を図る治療法です。ボツリヌストキシンを筋肉内へ注射すると、筋肉の緊張をやわらげ、痙縮を改善することができます。
ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません

娘は左腕が急に突っ張ったりコントロールしづらい事が多く、この突っ張りにより運動機能の回復が阻害されている可能性があるとこの事でした。

OTの先生からは背中の左肩あたりに筋肉注射(ボツリヌス療法)を行う事で突っ張りを抑えられるので、腕周りの動きの改善が望めるのではないかとの事でした。

ボツリヌス療法はそれなりに費用のかかり治療法らしいのですが、娘の場合受給券が適用されるので1回300円でOKとのことです。

また、ボツリヌス療法の効果は2〜3ヵ月らしいので、1回やって合わなそうだったらやめるという選択もできるかなと思います。

 

ボツリヌス療法(ボトックス注射)の懸念点

ボツリヌス療法で改善が見込めるのであれば、すぐやりたいところではあるのですが、娘の場合、ボツリヌス療法を行うのには以下のような懸念点ありそうです。

  1. リオレサール(筋緊張抑制薬)と併用するのは問題ないのか
  2. 現在リオレサールの薬の量を調整中なので、ボツリヌス療法により影響が出るのではないか
  3. ボツリヌス療法により今まで回復してきていた運動機能にまで影響があるかもしれない

1に関しては、リハビリセンターの医師の先生の話では問題ないとの事でした。

2に関しては、前から娘をみてくれている主治医の先生に相談した方がいいかなと思います。

3に関しては、リハビリセンターの先生や訪問リハビリできてくれている先生に話を聞いてみた感じだと、どちらの可能性もあるらしいので難しいところではあります。

 

 

主治医の先生に相談してから判断することに

 

今の所、やってみないとわからないという感じではありますが、改善が見込めるという点と、2〜3ヵ月で薬の効果がきれるという点があるので、ボツリヌス療法を試す方向で考えています。

 

ただ、服用している薬など主治医の先生に確認した方がいい部分もあるので、やるかやらないかは今度の外来で話を聞いてから判断することにしました。

 

娘が少しでもよくなるのであれば、できる限りの事をやっていきたいです。